北陸銀行

ローン

2021年00月00日

ローンとは?仕組みや種類を知って自分にあったローンを知ろう

住宅や車などの高額な買い物をするときや、急な出費でお金が必要なときなどに、ローンを利用する方法があります。しかし、ひと言で「ローン」といっても多様な種類があり、それぞれに適した使い道があることをご存じでしょうか。自分の状況に適したローンを選ぶには、各ローン商品の特徴や仕組みを理解することが大切です。ここでは、ローンの基本的な仕組みや代表的なローンの種類をわかりやすく解説します。

ローンとは

ローンとは、金融機関や貸金業者が個人や企業などに対し、お金を貸し出す商品のことをいいます。借り手は借り入れ元本と利息の合計金額を、契約した期間や回数に従って、分割して返済する仕組みです。

ローンは住宅や車の購入、教育費など高額な資金が必要なときや、冠婚葬祭や医療費など急な出費が必要になったときなどに便利な商品です。

ローンの仕組み

ローンを利用する前に、その仕組みについて理解しておくことが大切です。以下の3つのポイントについて確認していきましょう。

  • 利息が発生
  • 必要に応じて担保を用意
  • 複数回に分けて返済

利息が発生

ローンを利用すると借入金額に対して利息が生じます。「利息」とは、借りたお金を使用したことへの対価や利用料といったものです。

利息の金額は「金利」によって増減し、具体的には以下の計算式で求められます。

利息=借入金額×金利÷365日(※)×借入日数

※うるう年の場合は366日

金利には「固定金利」と「変動金利」の2つのタイプがあります。固定金利は、ローンを借りた時点の金利が返済期間中ずっと変わらないのに対し、変動金利は景気や物価、為替相場などに応じて、定期的に見直され変動します。

必要に応じて担保を用意

借り入れをする際には、金融機関などに担保を提供する必要がある場合があります。担保とは、借り入れたお金が返済できなくなった場合に備えるためのものです。

担保には家や土地などを差し出す「物的担保」と、保証人や連帯保証人を立てる「人的担保」があります。返済が滞った場合、家や土地などの担保資産を売却し返済金に充てたり、保証人や連帯保証人が本人に代わり返済したりする仕組みです。

またローンには、担保の有無によって「有担保ローン」と「無担保ローン」の2つのタイプに分けられるものもあります。有担保ローンは、借入可能金額が大きく金利が低いものや、返済期間を長めに設定できるものが多いです。一方、無担保ローンは、借入限度額が少額で金利が高めになる傾向があります。

複数回に分けて返済

ローンで借り入れたお金は、一般的に複数回に分けて返済します。ローンの返済方法には「元利均等返済(元利定額方式)」と「元金均等返済(元金定額方式)」があります。

元利均等返済は、毎月の返済額が一定になる返済方式です。返済額が一定のため返済計画が立てやすいことや、返済を始めたばかりの時期の負担を抑えられるメリットがあります。

元金均等返済は、毎月の返済額のうち元金が一定になる返済方式です。返済が進むにつれ返済額は少額になっていきます。元利均等返済より早期に元金を減らせることや、借入期間が同じ場合、元利均等返済よりも返済総額が少なくなることがメリットです。

ローンの種類

ローンには、以下のように目的に応じたいくつかの種類があります。

  • 使い道が自由なローン
  • 使い道が制限されているローン
  • おまとめローン

自分の目的に適したローンを選べるよう、それぞれの特徴を確認していきましょう。

使い道が自由なローン

使い道が自由なローンとは、借り入れたお金の使い道が決められておらず、さまざまな用途に利用できる商品です。具体的には、カードローンやフリーローンが該当します。

カードローンは、設定された限度額の範囲内であれば何度でも借り入れが可能な商品です。冠婚葬祭や医療費、旅行費用といった急な出費にも対応できます。

フリーローンは、借り入れできるのは契約時の1回のみで、追加で借り入れたい場合は、再度審査を受ける必要があります。カードローンと比べて借り入れまでの時間を要しますが、金利は低いのが一般的です。計画的に返済でき、借りすぎを防げます。

使い道が制限されているローン

使い道が制限されているローンとは、借り入れたお金の使い道があらかじめ決められているローン商品です。具体的には、住宅ローンやカーローン、教育ローンなどが該当します。

借り入れできるのは、1回の契約につき1回のみで、追加で借り入れする際には再度申し込みをする必要があります。カードローンやフリーローンと比較すると、借入限度額が高く、金利が低めなことが多いです。

おまとめローン

おまとめローンとは、複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるためのローンのことです。返済先を1つにすることで返済日の管理がしやすくなり、金利の低い借入先を選べば返済負担を軽減できる可能性があります。

また、金利は借入金額が高額なほうが低くなる傾向があるため、複数のローンをまとめることで金利を下げられる可能性もあります。ただし、金利が抑えられたからといって返済期間を長くしてしまうと、返済総額が増えてしまうケースがあることには注意が必要です。

ローンの仕組みや種類を理解して上手に活用しよう

ローンは、高額な買い物から急な出費まで、生活の中で生じる支出を支えるために役立つ商品です。しかし、利息や返済についての正しい知識がないまま利用すると、思わぬ負担が生じるリスクがあります。

ローンの種類や特徴を十分に理解したうえで、自分の状況に適した商品を選び、計画的に活用することが大切です。

北陸銀行では、用途に合わせて様々なローンをご用意しております。申し込みから契約まで来店不要でお手続き可能なため、日中忙しい方でもお申し込みしやすいです。

ローンをご検討の際は、ぜひ北陸銀行のローンをご利用ください。

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◎監修

石野 恆正(いしの つねまさ)

トータル・ライフ・コンサルタント

外資系生命保険会社の営業として、多くの家庭のライフプランの作成や保険の見直しサポート、新規提案などを経験。現在は独立し、生命保険、医療保険、社会保障制度を始めとする豊富な知識に加え、自身の資産運用の経験を活かしながら、金融関連記事の執筆や監修などを行っている。